ピサの斜塔で名高いピサはローマ時代から海港として栄えてきました、ローマ帝国が衰退した後も、他のイタリアの都市と違い海運都市として栄えていました。
11世紀にはサラセン人に対抗する為に築いた海軍力によりアマルフィ共和国、ジェノヴァ共和国、ベネチュア共和国と並ぶイタリア4海洋国家に数え挙げられる都市国家に成りました。
 しかし、13世紀にジェノヴァとの海戦に破れ衰退の始まりとなった。

   ドゥオモ広場

ピサのドーモ広場はミラコーリ広場(Piazza del Miracoli:奇跡の広場)とも呼ばれています。
 ドーモ広場は1063年ピサがサラセンに勝利し、パレルモを得この時に得た財により広場、大聖堂(Duomo)が造られた。
広場には『洗礼堂』『ドーモ(大聖堂)』『鐘楼(斜塔)』『カンポサント(墓所回廊)』が主な建物です。

此の広場は1987年に世界遺産に登録されました。

   斜塔(Campanile di Pisa)

ピサの斜塔として有名な『鐘楼』は8層の円筒系の建物で、高さ55m、外形役20mで約4度南に傾いています。
斜塔は傾斜が増し、1990年に公開が出来なく成りましたが、現代の技術で2001年に10年間の傾斜を止める工事が終り一般公開が再開された。

   洗礼堂(Battistero)

洗礼堂はドーモの西側に建つ円筒形の建物です.
洗礼堂は1152年から建設が始まり、200年以上を要して完成しました。
 建物は白い大理石の直径役35mの円筒形で、列柱で装飾されています。

   ピサ駅からドゥオモ広場へ

ピサ駅からビィットリオ・エマヌエーレⅡ世広場→メッゾ橋→
(アルノ川沿いにはサンタ・マリア・デッラ・スピナ教会が、そしてピサが4大海洋国家として栄えた時代の建物が並ぶ)
ローマ通り→ドゥオモ広場

   ピサ駅

フィレンツェからレンフェ(イタリア国鉄)で約50分でピサに。

交通:ローマからイタリア国鉄で約3時間半、フィレンツェから約50分です。
 ピサ空港は大きな空港のないフィレンツェへ入り口でも在ります。