イベリア半島の80%を国土に持つスペインの首都マドリッドは地理的にもイベリア半島の中心に位置し、 グアダラマ山脈の裾野に広がるメセタ(台地)に在り、ヨーロッパの首都としては最も標高(640m)が高い都市です。
マドリッド市のシンボルは『山桃の実を取る熊』でプエルタ・デル・ソルにその像が建ち、道路にも見る事ができます。

   マドリッド王宮

フェリッペⅡ世が宮廷をマドリッドに移し、此の場所には16世紀にアルカサル(城砦)が造られ宮殿として使用していましたが、1734年に焼失しました。
 その後フェリペⅤ世は此の場所に新たな宮殿の建設を命じました。
マドリッド王宮(Palacio Real de Madrid)別称『オリエント宮(Palacio de Oriente)』。現在、国王は住んでおらず、宮殿は政府が所有、国の行事に使用されています。
王宮の前のアルメリア広場から見た王宮の南面。
公式行事の無い日は王宮の見学ができます、王宮見学はこの写真右側のウイングから広場に入り、正面の入口から王宮に入ります。
 (この日は王宮の見学は出来ませんでした。)

地下鉄2号線,5号線の『OPERA(オペラ)』駅から王立劇場の後ろに。

   アルムヂナ大聖堂

(サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂)
『アルムデナ大聖堂』は王宮の南側に王宮にファサードを向けて建っています。
『アルムデナの聖母』に捧げるマドリッドの大聖堂の計画は16世紀から有りましたが、18世紀の終りにフランシスコ・ヂ・クーパス候により建築が始まりました、 建築はスペイン内戦で中断、1993年にヨハネ・パウロⅡ世に聖別され完成しました

王立劇場の前に地下鉄2号線,5号線の『OPERA(オペラ)』駅が在り、王立劇場の裏がオリエント広場です。

   マヨール広場

マヨール広場は129m×94mの4階建の建物の囲まれた広場で、現在の名称は内戦終了後に改称された。
マヨール広場には9か所の出入り口のアーチが有ります。マヨール通りを右に行けばプエルタ・デル・ソルに、左方向王宮に向かうとサン・ミゲル市場、ビリャ広場があります。
15世紀ごろから此処はアラバル広場と呼ばれて、市場が開かれ商業の中心でした。
1561年に「フェリッペⅡ世」が都をマドリッドに移し、アラバル広場の刷新を建築家「ファン・デ・エレーラ」に命じ、計画されました
 実際の工事はフェリッペⅢ世の時代1617年に始まり、北側の建物が1619年に完成しましたが、此の時の建物は1790年の火災で消失してしまいました。
 (右側が北側の建物です。)

王宮からアルムデナ大聖堂の横を通り、マヨール通りに約500メートルを右に。
地下鉄1号線、2号線、3号線の『SOL(ソル)』駅からマヨール通りを約300メートルを左に。

   プエルタ・デル・ソル

太陽の門を意味するプエルタ・デル・ソルは市街を取り巻く城門の名に由来し、今はスペインの国道の起点です。

・ 地下鉄1号線、2号線、3号線の『SOL(ソル)』駅が広場に在ります。